「いま以上」の住まいと暮らしを

西宮には負動産が増えています。しかし、そもそも不動産は価値のあるものです。何故、負動産が増加してしまうのでしょうか。また、不動産を求める人は減りつつあります。その理由は何故なのでしょうか？こちらでは、負動産が増加した理由についてご紹介いたします。また、負動産にリフォームが必要かどうかについて解説していきます。

負動産が増加した理由を考えるために、どのようにして不動産の価値が決まっているのかについて知っておく必要があります。不動産に限らず、この世の商品は需要と供給によって価値が決まります。需要が高く、供給量が少ないものの値段は高くなりますし、反対だと低くなります。

不動産の需要が高いということは、不動産を求める人が多いということになります。私たち人間は家がないと生活ができません。つまり、人は誰しも不動産を求めるのです。不動産の需要は人口に比例するといえるでしょう。

しかし、日本は少子高齢化社会です。新しく不動産を購入するのは若い世代が中心です。その若い世代が少なくなっているので、不動産の需要は減少しています。結果として不動産全体の価値が下がり、負動産が増えてしまったのです。

他にも理由はあります。私たちの生活様式は凄まじいスピードで変化しています。その最たるものがインターネットの普及です。インターネットを使って仕事ができるので、今までのように仕事場として事務所を構える必要がなくなりました。わずかなスペースでも仕事を行える時代となったのです。

事業を始めるためには事務所が必要不可欠でした。しかし、現在はそうではありません。パソコンさえあればどこでも仕事を行うことができます。その結果、オフィスビルのような不動産の価値は下がっていきました。一軒家であればまだ価値が残っているのですが、使用方法が限られてしまうオフィスビルや分譲マンションの負動産化は激しくなっています。

これらが負動産の増加した理由です。根底には社会情勢の変化があるため仕方がないこととはいえます。もちろん、今後不動産の価値が高まる可能性はあるので、社会情勢には目を向けておきましょう。

負動産の価値はほぼありません。そのため、少しでも売れやすくなるようにリフォームをしようと考える方は多いでしょう。しかし、その選択は一概に正しいとはいえません。一見すると理にかなっているようですが、状況によってしない方が正しい場合もあるのです。

まず、リフォームをするメリットですが、見た目の印象がよくなります。見た目が与える印象というのは大きく、それだけで購入を決めてくれる方も増えます。買主をスムーズに見つけるうえで大きな利点となるでしょう。

また、買主がすぐに引っ越せるのも利点です。中古物件を購入する方の多くは、リフォームを前提としています。それが行われているので、引っ越し後にリフォームをする手間がかかりません。これは大きな利点です。さらにリフォームで融資を組む必要がないので、買主側の手続きが楽です。リフォームが行われた状態というのは、様々な点でメリットが多いのです。

しかし、リフォーム費用を回収しづらいというデメリットもあります。リフォームはかなり高額になります。負動産はそもそもの価値が低いので、それを増やすためには大規模なリフォームをしなくてはいけません。大規模なリフォームをすれば価値は高くなり、買主は見つかりやすくなりますが売れたとしてもリフォーム費用を回収できないかもしれないのです。これを防ぐためには、予め売り出し価格を不動産会社と相談して決めておき、どのくらいの範囲でリフォームをすれば赤字にならないかを考えておくことが大切です。

また、安さを理由にして購入を検討する方からすれば、リフォームによって価格が高くなってしまうと購入したくなくなるでしょう。そのままの状態で売り出してみて、どうしても難しそうであればリフォームを検討するといった流れにするとリスクを少なくできるのでおすすめです。

株式会社アロースコーポレーションでは、負動産の問題解決をサポートしています。負動産でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

負動産はこれからも増加していくでしょう。しかし、自分が所有している不動産の価値をいつまでも高い状態にすることはできません。不動産はどうしても劣化していきます。価値が下がってしまうのは当然なので、それを緩やかにするために定期的にメンテナンスを行いましょう。負動産の処分でお困りの方は、ぜひ株式会社アロースコーポレーションにご相談ください。